人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つながり、といふこと

待ちに待った土曜日。朝も昼もYさんが食事の支度をしてくれて、私はというとゴロゴロ。至福の時。夕方から王子の美容院へ。つかず離れずの接客の距離感がありがたい。そこから東十条まで歩いて、クリーニング店サニットへ。6月の伊勢旅行のお土産を渡しそびれていたからだ。お店の人というよりは、ご近所さんという感覚だ。東雲の住まいでは隣人の顔も名前もしらないのだが。

そして日もだんだんに暮れてきて、サニットから歩いてすぐの居酒屋むめい亭へ。この流れは、これまでにも何度も書いた 。一見、Yさんがかつて足繁く通っていた店に顔を出す、という感じに思われるのだが実は違う。私の中では、これほど居酒屋として完成されたお店は他になく、引っ越しにより頻繁に通えなくなってしまったYさんを気の毒にさえ思う。今日もマスターの料理の腕は見事で、大山どりのバルサミコソース焼き、牛スジ煮込みとうふ、定番のソース焼きそばに満足。それぞれ450円、500円という値段だから驚く。スピーカーから流れてくるのは今日もちあきなおみ。「氷の世界」のカバーが傑作。夜9時を回って、近所の他の店にいた人たちが店のママもろともに移動してきた。ここからは先月マスターが役者として出演したNHKの朝ドラの上映会だ。拍手喝采。嗚呼、素晴らしきかなむめい亭の夜。満たされて帰路につく。

漠然と「つながり」ということを思う。お店と常連との関係ってなんだろう。

by kstokyo | 2018-09-08 23:12 | 暮し箱

<< 名古屋へ 若葉へ >>