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圧巻・鶴沢清治賛

深夜3時まで着付けの猛特訓をして、朝は7時に起床、祖母のきものを着て国立劇場を目指す。少しでも清治さんの三味線を近くで聴くべく、10時発売開始の当日券を狙っているのだ。無事一番乗りで到着し、前から4列目の特等席を確保。幕あき三番叟を観た後は、ひたすらに清治さんの出番を待つ。

凄い・・・ただ、ただ凄い。小柄な名人は、どこまでも大きかった。そこに何とか食らいついて行かんとする弟子たちの気迫も、また素晴らしかった。高い技術が、技術のままに終わらない。技術に表現が上乗せされて、これ以上のものはないと思わせる。できることなら人生ずっと、こうした芸に酔ったまま、醒めずにいたい・・・


人形浄瑠璃文楽 五月公演 第一部
観劇: 2012年5月19日@国立小劇場 4列上手寄り

by kstokyo | 2012-05-19 23:59 | 芝居見物

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