壽 初春大歌舞伎 夜の部

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高麗屋三代同時襲名を目当てに歌舞伎座へ。切符の入手に出遅れて、残り数枚という状況になってしまったのだが、タイミングというものもあるようで、どうにか日曜夜をおさえることができた。

さて、目当てはなんといっても口上、そして新・幸四郎丈の『勧進帳』である。口上ではズラリ居並んだ役者のなかで左團次さんが一番の笑いを取り(いつも見事に役目を果たされる)、秀太郎さんの温かな口上になごみ、商売とはいえ、皆さん人前で上手に話されるなあと思う。(つい、自分のプレゼン力のことが頭をチラチラする…)

続く勧進帳は、前日にEテレの2日の放送の録画で「勉強」してきた!Yさんは、副音声の同時解説も併せて聴いて、大向うのきっかけまで頭に入れているようだ。義経、弁慶の出に見物は拍手喝采、襲名興行ならではの幸せな雰囲気に包まれる。いつもは途中で眠ってしまう私も、今日ばかりは眼を見開いて最後までじっくり。弁慶の引っ込みを固唾をのんで見守った。飛び六方はむしょうにかっこいい。高麗屋!

長い25日間の興行。どうか無事に千楽を迎えられますように。

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# by kstokyo | 2018-01-07 23:54 | 芝居見物

祝襲名・十代目松本幸四郎

弁慶の引っ込みに涙が出る。初日を迎えるにあたり、どれだけのプレッシャーだっただろうか。高麗屋!

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# by kstokyo | 2018-01-02 20:12 | 暮し箱

初春 数学事始め

中学2年生の甥っ子が、数学の宿題を1問教えてほしいというのでYさんの出番。好奇心からチラリと覗いてみるも、私にはさっぱり分からない…

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黒い部分の周囲の長さを求めよ
(上図は1辺6cmの正方形です)

結局Yahoo知恵袋のお世話になり、なるほどーと納得。新年から頭の体操になった。

朝10時、恒例のお墓参りに出発。大宮の青葉園へ。ここにはYさんの父方の祖父母と親戚が眠る。晴天で気持ちがよい。皆で手を合わせた後、その足で帰宅する私のために大宮駅に寄ってもらう。一杯お茶を飲むつもりが、どこもいっぱいで難民に。以前、NHKの「ドキュメント72時間」で取り上げられた喫茶店「伯爵邸」に行ってみるも長蛇の列。どうにかヴェローチェに席を得て一服する。

帰宅すると、鏡餅には早くもひび割れが。何か物足りないと思ったら、今年は橙を忘れてしまった。年神様、すみません。

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# by kstokyo | 2018-01-02 17:55 | 暮し箱

謹賀新年2018

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明けましておめでとうございます。今年も健康で新しい年を迎えることができました。皆様も充実した一年を過ごされますように。

新年の朝は、数年振りに実家のロッタさんの散歩に同行することができた。軽井沢にしては暖かく、有難い。木々の間から初日の出を拝む。

早起きがたたったのか、皆が集っての食事の後は眠ってばかり。あっという間に夕方となり、慌ただしく荷物をまとめて一路、Yさんの実家へ。賑やかにアハハ、アハハと笑って初日の夜は更けていった。


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# by kstokyo | 2018-01-01 23:57 | 暮し箱

宮津 カネマスの昼

宮津2日目。国登録有形文化財の宿の大広間で他のお客さんとともに朝食をいただく。外国人もいる。宿の外観は風情あるけれど、今の季節は館内が正直寒い。どんな感想を持っているかな、と少々気になる。(できれば良い印象を持ってもらえているといいけど、などと思う)

チェックアウトして、宮津駅前の喫茶ルアンで一服。寒いのでホットココアを。京都新聞があったので広げると、目に飛び込んできたのは『「地味な変人」の思考回路とは』。さすが京大、考えることが違う。

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今日のお昼は、飯尾醸造の田植え・稲刈り体験の際にも何度もお邪魔しているカネマスで。2階に新しく個室が仕上がっており、我々だけで貸切状態。新鮮なイカ2種を七輪で焼くとYさん大興奮。あちこちでいろいろ食べているYさんでも、他でなかなか味わえない「ウマさ」のようだ。この「ウマさ」のおすそ分けをしようと、互いの実家に冷凍の「一刻干し詰合せ」を送る。宮津の海の幸、素晴らしい。

さて、そろそろ宮津を発つ時間が来た。13:55発の特急に乗り、東京に着くのが18時過ぎ。なかなかの道のりである。途中、京都駅での乗り換えが10分あり、精神集中して職場へのお土産を選定。自分への土産は考えてもいなかったが、Yさんが京名物・鯖姿寿司と京生麩を買っておいてくれた。感激。

さて、クリスマス・イブの混雑した東京駅に着いた。JR、有楽町線と乗り継ぎ、だんだんと日常へ戻る。住めば都。我が家もよい。旅の振り返りをしながら、鯖姿寿司で夕飯。贅沢で幸せに満ちた旅のおわり。

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# by kstokyo | 2017-12-24 23:59 | 暮し箱

宮津 acetoの夜

温泉で体を温めた後、再び外へ。今日はことのほか寒い。

acetoの予約は夜7時、店の前でYさんの20年来の友と私の20年来の友と待合せ。4人でここで食事ができるとは何たる幸せ。店内は満席で個室まで埋まっているようだ。二人連れあり、家族連れあり。いったいどんな人たちが来ているのだろう。コースの料理は、サービス係を務めている飯尾醸造の五代目が丁寧に説明してくれる。4人で来たのをよいことに、メインもデザートも4種類。少しずつ欲張って味わう。宮津の幸と富士酢を活かしたシチリア料理。東京から招聘されたシェフの料理を食べるのは今日で二度目だが、東京の時の味付けとは当然のことながらかなり違えているようだ。さぞかし研究を重ねられたことだろう。魚料理に「ウマイ」と歓声があがる。

しかし何と言っても今夜一番嬉しかったのは、友二人と飯尾さんとYさんと一緒に宮津の地で夕飯を食べられたことだ。アハハ、アハハと半年分、いや一年分?お腹の底から笑ったような気がする。ずっと仕事のツラさに縛られてきた心が解放されていく。皆さん、ありがとう。

お腹いっぱいacetoを楽しんだ後、近所のスナック(!)にハシゴして、地元感を味わう。親子三代で営む店。東大出の息子さんもいるそうだ。いろいろな人生がある。

嗚呼、素晴らしきかな宮津の夜。

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# by kstokyo | 2017-12-23 23:59 | 美しき人、もの

宮津 美食の旅2018

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飯尾醸造が開いたレストラン aceto

京都・五条のホテルの朝食はなかなかに充実していて、バランス良く、お腹いっぱい食べる。いつの間にか風呂好きになってしまったので、食後は大浴場で温まり、慌ただしく荷造りして(毎度)出発。今日は京都駅から特急で、天橋立で有名な宮津を目指す。

電車に揺られること2時間強。曇り空の宮津駅に到着した。宮津は4、5回目、2012年以来の再訪だ。まずは念願の「こんぴらうどん」へ。飯尾醸造のブログで知って以来、ずっと食べてみたかったのだ。昼時で店はいっぱいだったが、ちょうどカウンターに2席空いていた!迷いに迷って、私は「黒酢のあんかけ」、Yさんは「鳥なんば」。黒酢のあんかけは、豚肉とチンゲンサイを炒めたものがあんかけになっていて、うどん・あんかけ・豚肉・お酢好きの私にはまさに夢の食べ物。感激して、勇気を出して店主にその旨伝えるも、聞こえたかどうか…。美味しかったー。

念願を果たし店を出て、しばし宮津の街をぶらり。そうこうするうち、この旅の大本命、飯尾醸造が今夏開店したレストランacetoの前に出る。見事な日本家屋。立派だ。夜の予約をしたるので期待が高まる。

さらにぶらぶら歩きを続けると、年季の入った魅力的な珈琲店の看板が。仕舞支度をしている最中だったがYさんが店主に声を掛けると、店内に招き入れられた。

レディヤン珈琲館

昭和16年生まれだという店主に、あれこれ貴重な話を聞かせてもらい、数十年前に大枚はたいて買ったというカクテルブックまで見せてもらう。店主手書きのメモからは、情熱が溢れ出ていた。思いがけない時間を過ごし、道を渡ってすぐのところにある今宵の宿・清輝楼へ。 冷え切った身体を、宮津温泉で温める。嗚呼、ありがたや、温泉。
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# by kstokyo | 2017-12-23 18:25 | 暮し箱

京都の夜 2018

Yさんはひと眠りして身体を休め、夜7時、予約してある木屋町のれんこんや おばんざいへ。街は忘年会のピークで大いに賑わっている。そんな中でも1950年開店のこの店は、ひっそりと。おままごとのような小机(というのかな)、黒電話、かまど、色々楽しい。隣は韓国人青年と、出会ったばかり(らしい)日本人青年が、互いにつたない英語で一生懸命話している。「伝えよう」との気持ちが溢れていて素敵だ。東京では見かけない料理をちょこちょことつまんで、ちりめん山椒のおにぎりでお腹も満たし店を後にする。

旅のリーダー・Yさんは町の賑わいを見て予定を変更。近くの御料理 めなみののれんをくぐり、きずし(しめさば)とだし巻き卵、京都ならではの二品を頼む。上品な味。

さて、そろそろBarの時間となった。寒いが目指す店まで頑張って歩く。しかし、見つからない。目立たぬ店だと本に書いてあったが本当に分からない。周辺をグルグルすること2回…あった!なるほど、看板には店名ではなく、店名から連想される果物の絵が描いてあった。ドキドキしながら扉を開けるも残念、満員であった。ならば次なる店へ。Yさん、今度はお店に電話をして空きを確認。再び徒歩より店を目指す。

バー・ロッキングチェア

暖炉のある店内は大盛況。私はマスカットのカクテル、Yさんはイチゴのカクテルを注文。バーテンダーは4人、5人いらしただろうか。間口を広げ、敷居を下げようと工夫されているのが伝わってくる。普段あまり行かない感じのお店だが、明るく素直な心持ちになる。これまた良き経験。

京の夜はいよいよ冷えてきた。今宵はおとなしくこれにてお開きに。

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# by kstokyo | 2017-12-22 23:59 | 暮し箱

京都へ

Yさんと休日を揃え、2泊3日の京都の旅へ。何週間も前から旅の初日のワクワク感をイメージして、それを目指して頑張ってきたのだが、実際の出発の朝はバタバタで、取るものもとりあえず出掛けることとなってしまった。

予定の新幹線に飛び乗り、ひとまずホッとしてやり残した仕事を少々片付ける。車窓には美しき富士山。お天気も良く、ようやく旅気分である。

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11:17京都到着。地下鉄で1駅、五条で下車。ホテルに荷物を置いて同志社大を目指し歩き始める。京都は通りの名前を覚えながら、ぶらぶら自分の足で歩くのが何より楽しい。同志社大は大変立派で、思いがけず「学生時代に戻りたい」などと思ったりする。正確には目指していたのは同志社大の真横の中華屋「柳園」で、老若男女で満員のところを少々待ち、名物らしき「豚汁セット」と「野菜炒め」、Yさんは瓶ビール。豚汁はラーメンどんぶりで供され、学生さんがお腹いっぱいになるメニューが揃っている。調理も給仕もお会計も、手の空いた店員が誰でもすべてこなすシステムで、連携プレーが素敵だ。お腹一杯、満足して店を出る。

ブラブラしていると、有名な禅寺、相国寺があらわれた。立派。

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さらにブラブラ歩きを続ける。目指すは鴨川デルタだ。飛び石をドキドキしながら渡る。と、水鳥がいた!

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下鴨神社が近くらしいと分かり、少々足を延ばす。紀元前90年まで遡るのだそうだ。「ゆく河の流れは絶えずして」の鴨長明はここ下鴨神社の神職の息子だったそうで、境内を流れる小川を見ては「このチョロチョロを見てあのように思い至ったのかな」など考える。真相やいかに。

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再び鴨川に戻り、もう一度飛び石を楽しんで街中へ戻る。Yさんのくしゃみが激しくなってきたので、途中薬局に寄り葛根湯を購入。河原町三条の喫茶店「六曜社」の1Fで薬を飲み、私はどうしても人に頼めなかった仕事を片付ける。隣席の若い男女は美学論を展開しているうだ。つい耳がダンボになってしまう。「卒論ではカント的なものを書いたんだけど~」などなど、ほほえましい。「学芸員になるにも英語ができないとお話しにならない。だから留学しなくちゃ」とのこと。頑張ってください。

一旦ホテルに戻り、大浴場で温まる。Yさんは大丈夫かな~。

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# by kstokyo | 2017-12-22 18:10 | 暮し箱

岡山後楽園

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岡山出身の友に「出張で岡山に行く」と伝えたら、「ならば是非、後楽園を見て」と言う。後楽園は高校の修学旅行で行ったけれど、寒かったことと、枯野が広がっていたことしか覚えていない。というわけで、朝10時からの仕事を前に行ってみる。

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圧倒されるほどに美しかった。7月に熊本でみた水前寺成趣園も美しかったが、後楽園はその広大な敷地の隅々まで見事に手入れされている印象だ。清々しい朝、青い空、水鳥たち。白無垢・紋付姿の新郎新婦もいれば、入院先から一寸の外出を許されたような車椅子を押された人もいる。みな一様に、この美しき空間を楽しんでいるように思われた。

今日の仕事では、がんの患者さんに大勢会う。自分もいつか患者になるかもしれない。こうした風景を自分の眼で見られることは、きっととても素敵なことなんだと思う。

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# by kstokyo | 2017-12-03 23:59 | 美しき人、もの