晩秋いわきの旅(5)
2017年 11月 26日
内郷駅から常磐線で2駅、泉駅で降りて海を目指す。路線バスがあると思ったのは私の勘違いで、タクシーで港まで。聞けばこの辺りは今、土地が高騰しバブルなのだという。原発事故で住まいを失った人たちが、この辺りに流れ込んでいるのだと。同時に増えているのが大型パチンコ店。なぜか。補償金をもらい、やむなく移住してきた人たちにとって、やることがないからだというのが運転手さんの話だった。あるべき支援とはどういうものなのか…正解が分からず何も言えなかった。
小名浜港の夕陽。手前に見えるのは、アクアマリンふくしま(水族館)。幻想的な時間。
微力ながら地元の復興につながればと観光物産センターいわき・ら・ら・ミュウへ。せっかくなので、地元の物産を買おうと思うのだが、三陸の海産物はあってもここ小名浜の物はない。先ほどの運転手さんが、魚市場が閑散としているようなことを言っていたが、それと物産センターの品揃えに関係があるのか、ないのか。自分の知識が足りないと思った。訳が分からず迷った挙句、いろいろ試食させてくれたお店で三陸のワカメを買った。
港から少し離れた繁華街と思しき一角をブラリとして、路線バスで泉駅へ。すっかり日も暮れて、再び特急ひたちで帰京。
充実した、いわきの旅。このたびも計画してくれたYさんに感謝。ありがとう。
by kstokyo | 2017-11-26 23:59 | 暮し箱