続・八千代座
2008年 11月 18日
八千代座は、国指定重要文化財。明治の建築だが江戸時代の芝居小屋の様式を留めつつ、廻り舞台にはドイツのレールが使われているという。まさしく「継承と発展」。
さて、芝居の雰囲気を盛り上げるこの提灯。8つの「チ」が「ヨ」を取り囲んで「八千代」!見上げれば、八千代座建設に出資した地元の呉服商らの広告が、ずらり。広告制作の観点からも、いたるところにヒントがある。
これだけの「装置」と玉三郎さんが揃ったら、ファンタジィの世界に飛んでゆかないほうが無理なこと。むしろ(現実世界に)戻ってくるのに時間がかかって、危険なくらいだ。胡蝶の子どもたちのあまりにも見事な踊りを観て、それより先の後シテは、すっかり別次元に飛んだまま観ていたように思う。
坂東玉三郎特別舞踊公演 @八千代座
胡蝶: 吉村海、飯森詩織 子役指導: 山﨑由美子
by kstokyo | 2008-11-18 09:47 | 芝居見物