晩秋いわきの旅(5)

内郷駅から常磐線で2駅、泉駅で降りて海を目指す。路線バスがあると思ったのは私の勘違いで、タクシーで港まで。聞けばこの辺りは今、土地が高騰しバブルなのだという。原発事故で住まいを失った人たちが、この辺りに流れ込んでいるのだと。同時に増えているのが大型パチンコ店。なぜか。補償金をもらい、やむなく移住してきた人たちにとって、やることがないからだというのが運転手さんの話だった。あるべき支援とはどういうものなのか…正解が分からず何も言えなかった。

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小名浜港の夕陽。手前に見えるのは、アクアマリンふくしま(水族館)。幻想的な時間。

微力ながら地元の復興につながればと観光物産センターいわき・ら・ら・ミュウへ。せっかくなので、地元の物産を買おうと思うのだが、三陸の海産物はあってもここ小名浜の物はない。先ほどの運転手さんが、魚市場が閑散としているようなことを言っていたが、それと物産センターの品揃えに関係があるのか、ないのか。自分の知識が足りないと思った。訳が分からず迷った挙句、いろいろ試食させてくれたお店で三陸のワカメを買った。

港から少し離れた繁華街と思しき一角をブラリとして、路線バスで泉駅へ。すっかり日も暮れて、再び特急ひたちで帰京。

充実した、いわきの旅。このたびも計画してくれたYさんに感謝。ありがとう。



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# by kstokyo | 2017-11-26 23:59 | 暮し箱

晩秋いわきの旅(4)

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温泉神社

朝も貸切状態で大浴場を愉しんだ後、宿の近くの温泉神社へ。その歴史は674年まで遡ると言うから驚きだ。想像以上に歴史の古い温泉郷をブラブラした後、常磐線で1駅進み、内郷駅で降りる。目指すは国宝 白水阿弥陀堂だ。駅前は閑散として、およそ国宝がありそうにも思われないが徒歩30分の道をブラブラゆく。

そろそろコーヒーで一服したいのだが、そんなわけで諦めていたところ、Yさんが1軒見つけてくれた。

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写真では分かりにくいが、正面に見えるのが帽子とcafe UKIYO。喫茶店と帽子屋さんを兼ねているらしい。ホッとするような空間でコーヒーを頼み、普段はあまり頼まないケーキなども頼んでしまう。置いてあった本をパラパラめくると面白く(女優さんが書いた東京の喫茶店の本)、流れてくる音楽はキリンジか?とにかく堀込さんの声だ。帽子も素敵で、1年ほど前に私が失くしてしまったYさんの毛糸帽の代わりを買う。素敵な時間を過ごした。

さて、再び国宝 阿弥陀堂を目指す。果たして道があっているのか、不安になるほど変哲のない道。最近気づいたことだが、鳥がいると反応してしまう私。

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そしてついに現われた。国宝 白水阿弥陀堂。よく火災にも遭わず今日まで残ったものだ。

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素朴で美しい。平安時代の建立。お堂の中に入ることができ、静寂な空間が素晴らしかった。

もと来た道を引き返し、昼食にしようと思うがなかなか店が見つからない。ついに内郷駅前に見つけた中華屋に飛び込むも、常磐線の次の電車まで15分足らず。五目そばを脇目も振らず食べて駅へと急ぐ!

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駅で見かけたポスター。何とこの日、カレーラスがいわき市内でチャリティーコンサートをするという。凄い!我々は小名浜へ。







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# by kstokyo | 2017-11-26 23:35 | 暮し箱

晩秋いわきの旅(3)

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夕方の「ロケハン」で見つけた「味感さとう」。元は浪江のお店で、震災後ここに来て頑張っておられるようだ。居酒屋と思って入ったが、突き出しから見た目にも本格的で美味。店内をよく見れば、浪江ではお座敷のある日本料理のお店だったようだ。

今は居酒屋値段で気張らぬメニューが並び、我々はサラダ、イカのお刺身、いわき名物・めひかりの唐揚げを注文。いずれも美味。小さなお店はご常連と思しき人々で満席。仮店舗で御苦労もある様子だったが、前向きに頑張っておられる姿が素敵だった。

さて、二軒目はこちら。鮮魚店が営むお店のようだ。

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突き出しはブリのアラ煮。臭みがなく、Yさんは「さすがだ」と唸る。その上にカキフライをたらふく食べ、満足して宿へ。宿には源泉かけ流しの温泉があり、ハワイアンズでも温泉に浸かってはいるが、やはり入らぬわけにはいかない。私もいつの間にか風呂好きになってしまった。思いがけず大浴場には誰もいず、貸し切り状態で源泉を愉しんだ。

嗚呼、いいなぁ~、何もない週末。贅沢な週末。ありがたや。

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# by kstokyo | 2017-11-25 23:59 | 暮し箱

晩秋いわきの旅(2)ハワイアンズ

ハワイアンズの存在を初めて知ったのは、確か向田邦子ドラマだ。劇中で一家がハワイアンズに行く場面があり、当時の「常磐ハワイアンセンター」という名称のシュールさに驚いた。世間ではヒット映画『フラガール』の舞台として知られているそうだが、私の中では常磐ハワイアンセンターと『フラガール』が結びついておらず、映画を観ていなかったので後悔しきり。

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公式ウェブサイトより

何が凄いって、温泉でプールを作ってしまおう、憧れのハワイを磐城に造ってしまおうという発想だ。当時斜陽の炭鉱で、何をすれば生き延びられるか。どうすれば社員の生活を守れるか。どれだけ考えても、私には到底思いつきそうにない。ハワイアンズの中に入ると既に蒸し風呂状態で、コートに手袋でモコモコの我々は無粋この上ない。勝手が分からずまごまごしながら、水着(半裸)の人が溢れる館内でまずは腹ごしらえ(焼きそば&ビール)。徐々に様子を掴む。

ディズニーランドもなかった1966年に、この温水プールのテーマパークはどれだけ人々を驚かせたことだろう!館内に掲示された歴史を読んで、あらためて創業者の着想と実行力に感嘆した。

プールの他にちゃんと温泉施設もあり、そこは親子連れで溢れ返るカオスではあったが私は大いに満足した。身体も温まってシャトルバスで再び湯本駅へ。いよいよYさんお待ちかねの時間です。



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# by kstokyo | 2017-11-25 23:57 | 暮し箱

晩秋いわきの旅(1)

しばらく土日も返上で働いていたYさん。ようやくめどが立ったというので、ショートトリップに出ることに。行き先は福島いわきのスパリゾートハワイアンズだ。いわきには上野から特急に乗るのだが、その前に御徒町で途中下車して古めかしい珈琲店「丘」で腹ごしらえすることにした。

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御徒町で下車すると、駅前が騒然としている。異臭がたちこめ、見れば駅前のビルから黒煙がモクモクとあがっている。土曜日のお昼前、その影響ではないのだろうが「丘」では軽食に「かなり時間がかかる」ということで、腹ごしらえは諦め、ブレンドだけ飲んで空腹のまま上野に向かった。(その後ニュースでケガ人がなかったと知り安堵)

さて特急「ひたち」で一路いわきへ。途中、祖父の故郷水戸を通るので、「このあたりに暮らしていたのかな~」と車窓から眺める。

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JR湯本駅に着いた。歴史ある温泉郷だそうだ。今夜はここに宿を取り、駅前からシャトルバスでハワイアンズに行く計画だ。

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旅館こいと

古い旅館だが、現在のニーズに合わせて頑張って工夫しているのが分かり好感が持てる。荷物を置いてひと休みした後は、夕食のための「ロケハン」だ。Yさんの勘を頼りに、寒空の下、小路も見逃さず歩く。Yさんの眼差しは真剣そのものだ。

そうしていよいよハワイアンズへ!つづく。






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# by kstokyo | 2017-11-25 23:56 | 暮し箱

畑の恵み定食

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昨日、区民農園で収穫した小カブ、ルッコラ、パセリ、再生細ネギで作った朝食。小カブは味がしっかりしていて、上々の出来。菜っ葉飯はYさんの好物。私の野菜嫌いも矯正されつつあります。



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# by kstokyo | 2017-10-29 17:59 | 暮し箱

蒲田の温泉銭湯

久々に、仕事を一切持ち帰らず週末を迎えた。何て幸せなんだろう。さて何をしようか。Yさんと相談した結果、やっぱり「風呂」ということになり、まずは近所の立ち食い蕎麦屋てっちゃんで腹ごしらえ。立ち食いと侮るなかれ。ここの上ロースかつ780円は、私のとんかつ体験のなかで最も美味しい。ひとり黙々と、手際良く働く大将(てっちゃん)に学ぶものも大きい。

身も心も満足して、東雲駅へ。今日、目指すお風呂は蒲田の銭湯だ。りんかい線に乗れば大井町まではあっという間、そこから京浜東北線に乗り換えて大森で途中下車。古めかしい珈琲亭ルアンで一服する。銭湯に行く前からリラックス。メニューも充実し、突如パリ時代がなつかしくなってココア(彼の地ではショコラショー)を頼む。

日も暮れて、満を持して蒲田から徒歩10分、温泉(黒湯)の銭湯、第二日の出湯へ。行ってびっくり、何と今月いっぱいで閉店だという。ぎりぎりでした。大混雑と思いきやそうでもなく、やはり銭湯の利用者は減少の一途なのだろうか。湯温は高すぎず私には嬉しい限り。天然温泉の黒湯は本当に黒々としていて面白い。月の後半は男湯に露天風呂があり(前半は女湯)、Yさんが喜んでくれたのが嬉しい。蒲田には銭湯がいくつもあり、その中から「露天」が気になって日の出湯をチョイスしたのだ。閉店とは残念だが、時代の流れということか。

さて、日も暮れて夕飯の時間。Yさんに導かれ、蒲田駅近くの中華屋味の横綱へ。ザ・街の中華屋。銭湯にも通ずるものがある。サービスのギョウザ、肉野菜炒め、ワンタンめん、サービスのチャーハンで満腹満足。銭湯、喫茶店、中華屋、蕎麦屋、居酒屋…家とは違うリラックスの場。教えてくれたYさんに感謝だ。

帰宅して、NHKスペシャル「父子で挑む世界王者 村田諒太」の後半を滑り込みで観る。凄い人。ボクシングは苦手で、果たしてこれがスポーツなのかとずっと敬遠してきたが、この方は素人の私も惹きつけてやまない。

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# by kstokyo | 2017-10-28 23:59 | 美しき人、もの

久々の区民農園

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久々に朝から区民農園へ。先週は台風、先々週は体調不良…といろいろ重なり、実に3~4週間ぶり。夏の終わりに種を播いたみつ葉がしっかり成長していて嬉しい。小カブは豊作で、白い部分をプリッ、プリッと土の上に出している。てっきり人参のように土の中に埋まっているものだと思っていたので、新しい発見が新鮮だ。ミニトマト、バジル、しそはひとりでに枯れ、反対に小松菜が育ってきている。すっかり秋の畑の姿だ。






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# by kstokyo | 2017-10-28 23:02 | 暮し箱

タカラ湯

仕事が忙しくてプレッシャーもあり、とにかくリラックスしたいと銭湯に行くことに。まずは投票を済ませ、台風でズブ濡れになりながら豊洲まで歩く。Yさんが王子で散髪の予定があったので、王子の喫茶店で少々仕事の読み物をして、その後近くの中華屋「かいらく」で昼御飯。もやしワンタンめん、700円。最高。

さて、今日のお目当ては北千住の住宅街にあるというタカラ湯。中華屋近くのバス停から都バスに乗り20分ほどで到着した。開店まで少々時間があったので、近所をぶらつくも大雨で再びずぶ濡れに。15時の開店と同時にお風呂へ。

タカラ湯の歴史は昭和2年まで遡る。建物は昭和13年のものだそうで、薬湯があり、男湯からは庭が見えて風情があるそうだ。冷えた身体がすっかりあたたまる。お風呂が苦手だったはずの私も、Yさんの影響か、はたまた仕事が辛すぎるのか、いつの間にか風呂好きになってしまった。街の人たちが集まり、あたたまり、そしてまたそれぞれの生活に戻っていく。コミュニティーってこういうことを言うのかな。銭湯万歳。

帰り道、北千住までのバス停そばにある古めかしい珈琲屋モカで一服。豆をその場で挽いて淹れてくれた。意外に気さくな店主は、台風で屋根が飛びやしないか心配していた。確かに心配な造りに見えたけど、大丈夫だったかな。

ズブ濡れでも幸せだった日曜日。

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# by kstokyo | 2017-10-22 23:33 | 美しき人、もの

久々のブログ

前回の投稿から、あっという間に2か月が経ってしまった。
これからボチボチ、過去に遡って投稿しようと思います。

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# by kstokyo | 2017-10-15 13:31 | 暮し箱